【宗守】青春の霹靂

发表于
更新于
26.1~33.5 分钟 11730

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26897971 原作:海野

宗守宗みたいな感じの 2025AGF 設定。冊子を読み直してたら、2人セットで召喚されてて、姿絵描かれてたりとか大興奮のネタ満載なことに今頃気づきました。考えついたことを書き留めたので、場面が飛び飛び、意味深なことを書きたいお年頃。
アレは2ページから。2ページからでもなんとなく読めます。

#R-18 #宗守 #腐向け

1

「俺を、いや、俺たちを呼んだのは君?」
「ぁ、あ、ぅあああああああああんんん」
「ぉわっ?!」

“是你叫了我……不,叫了我们吗?”
“啊、啊、呜啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊——”
“哦哇?!”

自ら呼び出したにも関わらず、顕現したときの落雷に驚いたらしい。大きな目から涙を溢しながら小さな主は泣き叫んでいた。
広い屋敷の一室である。媒体は小さな鏡ひとつ。供物も子どもが食べるような菓子だけで酒ソーマの瓶すらなかった。
呼び出された式鬼たちは互いに顔を見合わせて、金髪の秀麗な青年は眉を下げ、精悍な顔立ちをした黒髪の青年は眉を顰めて小さな生き物を見下ろした。

明明是自己召唤的,却似乎被显现时的落雷吓到了。小小的主人正哭喊着,大颗的泪珠从那双大眼睛里涌出。
这里是宽敞宅邸中的一间屋子。媒介只有一面小镜子。供品也仅是孩子吃的点心,连酒——苏摩的瓶子都没有。
被召唤出的式鬼们面面相觑,金发俊秀的青年垂下眉毛,相貌精悍的黑发青年则皱起眉头,俯视着这个小生物。

「おい、小僧、俺たちを呼び出しておいて挨拶も無しか?」
「ちょっとソウ?」
「久々の呼び出しでどんな奴かと思えば、こんなガキだとは……」
「未だ小さいから、驚いたみたいだね」

“喂,小鬼,把我们叫出来连个招呼都不打?”
“喂,宗?”
“久违地被召唤出来,还想着会是什么家伙,结果竟是这种小毛孩……”
“毕竟还小,看来是被吓到了呢。”

ソウと呼ばれた青年は腕組みをしてため息をつく。むき出しの腹は体格に比べて細身ではあったが、引き締まった筋肉で覆われていた。
金髪の青年は優雅に跪くと、眼を擦り始めた子に優しく声をかけた。身につけている武具と蓮の花の飾りがかすかに音を立てる。

被称为守人的青年抱着胳膊叹了口气。裸露的腹部相比体格显得纤细,但覆盖着紧实的肌肉。
金发青年优雅地跪下,对开始揉眼睛的孩子温柔地搭话。身上穿戴的武具和莲花饰物发出轻微的声响。

「ねえ、君、俺たちを呼び出したのは君なの? それとも他に大人がいるのかな?」
「うぅ、う、かみなり こわい ビリビリした……」
「自分で呼んでおいて何言ってるんだよ。おい、モリ、もう帰ろうぜ」
「ダメだよ、ソウ。そのために俺たちがいるんだから、呼ばれたからには仕事しないと」

“呐,是你叫我们出来的吗?还是说,有其他大人在呢?”
“呜、呜、打雷、好可怕、噼里啪啦的……”
“自己叫的还说什么呢。喂,守,我们回去吧。”
“不行哦,宗。我们就是为了这个才存在的,既然被召唤了,就得工作。”

鼻水を啜り上げながら泣いていた幼子は少し落ち着いたのか、袖で顔を擦るとやっと顔を上げた。何かに気づいたのか、大きな目を見開いて見上げる。

抽吸着鼻涕哭泣的幼儿似乎稍微平静了些,用袖子擦了擦脸,终于抬起头。像是察觉到了什么,睁大了眼睛向上看。

「ふたり いる……」
「本当は俺だけ呼ばれたみたいだったんだが」
「何故か俺も引っ張られて一緒に呼ばれたみたいなんだよね」

“有、两个人……”
“本来好像只叫了我一个。”
“不知怎的,我也被拉扯着一块儿叫来了。”

黒い青年は未だ不満そうに鼻をならし、金色の靑年は困ったように小さく笑った。

黑发青年仍不满地哼着鼻子,金发青年则有些困扰地微微一笑。

「かみなり さま?」
「まぁ、そう、だね」

“雷、雷神大人?”
“嘛,算是吧。”

幼子は目と鼻を赤く腫らしていたが、答えを聞いてきちんと座り直し、大きな瞳で式鬼たちをまっすぐ見上げた。

幼儿的眼睛和鼻子都哭得红肿,但听到回答后,他端正地重新坐好,用那双大眼睛笔直地仰望着式鬼们。

「おはつに おめに かかります おおはら そらです
 おねがい あめを ふらせてください」

“初次见面,我叫大原空。
拜托了,请让雨降下来吧。”

そうして舌っ足らずの口調で言うと、頭を下げた。
ちょうどその時、遠くの方から板の間を慌ただしく踏み締める音が聞こえたと思うと、女房が現れた。

他用着口齿不清的语调说完,低下了头。
就在这时,远处传来木板走廊被匆忙踩踏的声音,紧接着,一位女佣出现了。

「キャー?!?! イケメン! じゃなかった、奥様、旦那様、空様が、呼び出しをーー!」

“呀——?!?! 帅哥!不对,夫人、老爷,空少爷他、召唤了——!”

黄色い声を上げたあとに血相を変えて誰かを呼びに行ってしまう後ろ姿を、げんなりとしながらソウが見送る。
式鬼たちですら声をかける暇もない速さだった。

发出尖叫声后,她脸色大变,转身跑去叫人了。宗一脸无奈地目送着她的背影。
那速度快得连式鬼们都没来得及搭话。

「おい、なんかまた増えそうだぞ」

“喂,好像又要来人了。”

今度もそう時間をおかずに、泣いていた幼児にそっくりの男性と心配顔の女性が付き人を数人連れて現れた。
守人は立ち上がって対面した。
秀麗な顔と真正面から向き合った男性は何故か赤面した。子どもと式鬼たちを見比べて口を何度か開いて閉じた後、やっと声をかけた。

这次也没过多久,一位和刚才哭泣的幼儿长得一模一样的男性,以及一位面带忧色的女性,带着几名随从出现了。
守人站起身面对他们。
与那张俊秀面孔正面相对的男性不知为何脸红了。他来回看了看孩子和式鬼们,几次欲言又止,终于开口了。

「空、お前勝手に……」
「とうさま ぼく おねがいしたら きてもらえたの」

“空,你擅自……”
“爸爸,我、拜托了他们,他们就来了哦。”

空と呼ばれた呼び主とその親を見比べて、ソウも目を細めてやっと態度を改めた。親も力があったが、自分たちのような式鬼を呼べるほどではなかった。

被称为空的召唤者与其父母对比着看了看,宗也眯起眼睛,终于改变了态度。父母也有力量,但不足以召唤他们这样的式鬼。

「なるほど、幼さに見合わない力の強さだ」
「そうだね」

“原来如此,是与幼小外表不符的强大力量。”
“是啊。”

空と呼ばれた幼子は未だ鼻水を啜っていたが、笑顔で母と父を迎えた。その両親は心配と不安の顔色を隠せずにいた。
だが、力を貸しても良いと総意を得た式鬼たちは呼び出しの主に名乗りを上げた。

被称为空的幼儿还在吸着鼻涕,却笑着迎接了母亲和父亲。他的父母则掩饰不住担忧和不安的神色。
但是,获得了可以相助的一致意见后,式鬼们向召唤者报上了姓名。

「俺は在原守人。よろしくね、空」
「神楽坂宗司だ。ま、よろしくな」
「よろしく おねがい します」

“我是在原守人。请多指教,空。”
“我是神乐坂宗司。嘛,请多关照。”
“请、请多关照。”

空がぎこちなくお辞儀をした。
それを見下ろして、守人が口元に笑みを乗せたのを見て、宗司は守人がすっかり目の前の人間を気に入ったことがわかった。
守人はこういう人物に弱いのだ、何故か。
華すら降らせそうな機嫌の良さで守人は空に尋ねた。

空笨拙地鞠了一躬。
守人俯视着他,嘴角浮现笑意,宗司明白守人已经完全喜欢上眼前这个人类了。
守人就是对这类人没辙,为什么呢?
守人心情好得仿佛能让花儿都降下,他向空询问道:

「それで、どこからどこまで雨を降らせようか」
「どこ?」
「うん、この島国全てに豪雨を呼ぶのか、他国へ台風を送るのか、はたまた特定の地域だけ、洪水を起こすのか」

“那么,你想让雨下在从哪儿到哪儿呢?”
“哪儿?”
“嗯,是给这个岛国全境唤来暴雨,还是向他国送去台风,亦或是只在特定区域引发洪水呢?”

優しげな顔で恐ろしいことを言う。空の両親は内心、冷や汗をかいていたが、賢明にも契約者である空が応えるまで口を開かなかった。

他用温柔的表情说着可怕的话。空的父母内心捏了把冷汗,但明智地在作为契约者的空回应之前保持了沉默。

「とうさま どこに あめがふったら みんな たすかる?」
「そうだな、中つ国全体で川の水量が元の位置に戻るぐらいであれば」
「できる?」

“爸爸,雨下在哪里,大家才能得救呢?”
“这个嘛,如果能让整个中洲的河流水量恢复到原来的位置的话……”
“能做到吗?”

空に首を傾げて見上げられた守人笑って頷く。

被空歪着头仰望,守人笑着点了点头。

「わかった」
「……玄武の様子がおかしいな」
「なるほど。じゃあ、空、俺たちはちょっと北の様子を見てくるから」

“明白了。”
“……玄武的样子有点不对劲啊。”
“原来如此。那么,空,我们去北边看看情况,很快就回来。”

そう言いながら、式鬼たちは縁側に向かって歩き出した。空もそれについていくので、大人たちもそれを追う。
縁側に出るとその廊下を突っ切り、宙へ脚を投げ出した。そうして、そのまま透明な階段があるように空へと登っていく。

说着,式鬼们朝着外廊走去。空也跟了上去,大人们也随之跟上。
来到外廊,他们径直穿过走廊,将脚迈向空中。然后,就像那里有透明的阶梯一般,向空中登去。

「ふわーーーー?!」」

“哇啊————?!”

空は大口を開けて式鬼たちを見上げた。
だが、次の瞬間、式鬼たちは雲になってそのまま北の空へ飛んでいってしまった。
そうしてしばらくすると、数週間ぶりの雨が降り始め、人々は歓声を上げて空を見上げたのだった。

空张大了嘴仰望着式鬼们。
但是,下一瞬间,式鬼们化作云朵,径直朝着北方的天空飞去了。
过了一会儿,数周未见的雨开始落下,人们欢呼着仰望天空。


「空、そーら、起きて、遅れちゃうよ」
「ん〜ー、あとちょっと……」
「そーら、今日は早番でしょ」
「ほぉあわああああああ、そうだった! おはよ、モリぃぃい!」
「はい、おはよ」
「なんか、すっごい懐かしい夢見てた」
「夢もいいけど、早くしないと遅れてしまうよ」
「そうだ、急がないと!」

“空——,そーら,起床了,要迟到了哦。”
“嗯 ~——,再睡一会儿……”
“そーら,今天你是早班吧。”
“呜哇啊啊啊啊啊,对哦!早、上好,守人——!”
“嗯,早上好。”
“总觉得,做了个非常怀念的梦呢。”
“做梦也好,但不快点的话真的要迟到了哦。”
“对哦,得赶紧!”

守人は空の身支度を手伝ってやりながら、今日の予定を確認していく。
最後に帯のズレや汚れがないことを確認して守人は満足そうに頷いた。

守人一边帮空整理衣着,一边确认着今天的安排。
最后检查了腰带是否歪斜或污损,守人满意地点了点头。

「ふふふ、あの泣いていた幼子がこんなに立派に育つなんてね」
「もーぅ、モリはまた俺のこと子ども扱いして」

“呵呵呵,当年那个哭泣的幼儿,竟然长得这么出色了呢。”
“真是的——,守人你又把我当小孩子。”

すっかり支度が整った空を見て、守人は三日に一度は言う言葉を呟いた。

看着已经完全准备好的空,守人低声说出了他三天就会说一次的话。

「だって、俺たちの雷に驚いて泣いていた幼子がこんなに大きくなって、都を守るための仕事に元服と同時について、史上最年少の天才って呼ばれてしっかりと働いているんだよ」
「え? そう? それほども……あるのかな?」
「うんうん」
「おい、守人。また空を甘やかしてんじゃねえよ。このちんちくりん、昨日も大事な文書無くして大騒ぎしてただろ」

“因为,当年被我们的雷吓哭的幼儿,如今长得这么大了,在元服的同时就担任了守护都城的工作,被称为史上最年轻的天才,并且认真工作着哦。”
“诶?是吗?有那么……厉害吗?”
“嗯嗯。”
“喂,守人。你又宠着空了吧。这个小不点,昨天不还把重要文件弄丢了,闹得鸡飞狗跳的吗?”

いつのまにか現れた宗司が、守人の肩に腕をかけて立っていた。

不知何时出现的宗司,将手臂搭在守人肩上站着。

「あ、宗司、ひっどー。あれはちゃんと見つかったから、いいだろ……おはよう」
「おはよ。片付けぐらい自分でしろよ。お宝の場所まで把握されてていいのか?」
「はあっ?! え?! ちょ?! ッ! ま! ちょ!!!!」

“啊,宗司,好过分——。那个不是好好找到了嘛,没事啦……早上好。”
“早。收拾东西好歹自己干啊。连藏宝贝的地方都被摸透了,这样好吗?”
“哈啊?!诶?!等?!呃!等!等一下!!!!!”

「はい、はい、本当に遅れちゃうから、もう行こう。空のお宝はちゃんと空にしか見つからないように術をかけておいたから安心して」
「モリーーー?」

“好了好了,真的要迟到了,快走吧。我已经给空的宝贝施了法术,只有空自己才能找到,放心吧。”
“守人——?!”


ここ数日、都のきな臭さに空が巻き込まれざるを得ないことがわかって守人の機嫌が悪い。空本人には未だ伝わっていないようだったが、何か不穏な空気を勘づいている節はあった。
宗司は自分でも調べていた件を答え合わせするついでに守人に声をかけた。

这几日,守人心情不佳,因为他明白都城中弥漫的不安气息迟早会将空卷入其中。虽然似乎还没告诉空本人,但他已经隐约察觉到了某种不祥的气氛。
宗司顺便将自己也在调查的事情与守人核对,向他搭话道:

「此度の件、どう思う?」
「蠱毒をやるには場が不安定すぎるし、そんな単純な流れならみんな気づいている」
「だよな。他に目的があるのか」

“这次的事,你怎么看?”
“要搞蛊毒的话,场地太不稳定了,而且如果是那么简单的流程,大家早就察觉了。”
“是啊。是有其他目的吗?”

「天子様とやらには俺たちも立ち入れられない。無理に入れば流石に痕跡が残るし、空に迷惑がかかる」
「そもそも、俺らでも入れないって相当だぞ」
「俺は 20 年前の事件のやり直しをしようとしていると思ってる」
「天子が原因だと? 偉くても人間だろ?」
「でも何かおかしいんだよ」
「それはそうだが……じゃあ、何で 20 年前のやり直しなんだ?」

“那位所谓的‘天子陛下’,连我们也无法接近。强行进入的话肯定会留下痕迹,还会给空添麻烦。”
“首先,连我们都进不去,这就相当不简单了。”
“我认为,有人想重演二十年前的事件。”
“是因为天子吗?就算地位再高,也是人类吧?”
“但总觉得哪里不对劲。”
“那倒是……不过,为什么要重演二十年前的事呢?”

「世界の始まりは”渦”から、でしょう?」
「……! まさか天地創造の模倣だったのか?」
「たぶん。あの白い嵐の日にこの都は滅びるはずだった。この地に人間が増え過ぎて大地の女神が天に訴えたから」
「だけど、そうはならなかった。この国の始まりの式鬼が目覚めていたから」
「うん、”終われなくなった”。中途半端な攪拌でこの都を中心に世界が不安定になってしまったんだ。しかも、歪みから怪異が増えてくる」
「マジかよ、救われたんじゃなくて、厄介ごとを繋ぎ止めてたのか」

“世界的开端始于‘漩涡’,对吧?”
“……!难道是想模仿天地创造?”
“大概。在那个白色风暴之日,这座都城本该毁灭。因为这片土地上的人类增长过多,大地女神向天申诉了。”
“但是,并没有变成那样。因为这个国家最初的式鬼苏醒了。”
“嗯,‘变得无法终结了’。因为中途半端的搅动,以这座都城为中心,世界变得不稳定了。而且,从扭曲中产生的怪异也增多了。”
“真的假的?我们不是被拯救了,而是被留下来处理麻烦事了吗?”

宗司はうんざりした顔で言った。天から見ればいっそ綺麗に消えてもよかったのだ。20 年前のあの日、成人もしていない子どもが多くの人が亡くなったと心を痛めていたことを思い出して苛立ちがつのる。この 20 年も救えなかった命に対して泣いた数は少なくない。他人のために心を砕けるような徳の高い空を悲しませた罪は重い。

宗司一脸厌烦地说道。从天界的角度看,或许干脆彻底消失反而更好。想起二十年前那天,尚未成年的孩子为众多逝者而心痛的情景,他的烦躁感就不断加剧。这二十年来,为空未能拯救的生命而哭泣的次数也不少。让空这样能为他人尽心尽力、品德高尚的人悲伤,罪孽深重。

「俺たちには空が生命いる。今更やり直しなんてさせない」
「そうは言つっても、どうするんだよ。俺たちどころか、本体だって”決定”は変えられないんだぞ」
「いや、今回の”決定”には弱点がある」
「はぁ? ……そうか、ご執心するほど堕ちているのか」
「そう、”白き魔王様”なら、俺たちでも手が出せる」

“对我们而言,空是必要的生命。事到如今,绝不会让他们重来。”
“话是这么说,但要怎么做?别说我们了,就连‘本体’也无法改变‘决定’啊。”
“不,这次的‘决定’有弱点。”
“哈?……是吗,已经堕落到了值得如此执着的程度了吗?”
“没错,如果是‘白色魔王大人’的话,即便是我们也能出手。”

「…………出せるけど、勝てるか……?」
「…………………………………………………………………がんばろう」

“……能出手,但能赢吗……?”
“……加油吧。”

2

此处内容已隐藏,「密码可见」